この指エルフを使いたい

怒りの粉でもいいよ

【PJCS2024第1回予選使用構築】エルフーンのびっくりトリパ

こんにちは。依緒と申します。構築記事の投稿は2年ぶりになります。長すぎる... 長すぎてハンドルネームもアイコンも何もかもが変わってしまった...

さて、今回は私がPJCS第1回予選で使用した構築の紹介となります。あまり大した結果を出せたわけではありませんが、何か参考になるものがありましたら幸いです。

 

 


構築経緯

予選第1回直前は大学の試験などで忙しく、大会自体の参加は可能なもののプレイングを煮詰める余裕は無いと判断し、クローズドBO1における初見殺しに特化した構築を使うことに。

そこでまず注目したのが私の相棒でもあるトリックルームは追い風サポーターとして有名であることから、取り巻きに注意すればかなり有効に働きそうだと考えた。

その後、良い取り巻きがなかなか思いつかなかったが、他の構築を練習している際に袋叩きの並びとマッチングしたことから、それを偽装した「スカーフ命懸け+トリル」の軸を思いついた。

それと同時に、晴れ展開役のイメージの強いと親和性が強く、言わずと知れたトリルアタッカーである、そして同じくとの親和性が強い第二のトリル展開役として襷を採用した。

また、この構築はトリパではあるものの2度目のトリル展開を狙う余裕は全くないことから、守るによるトリルターン枯らしを防げるトリルアタッカーとして最遅鉢巻悪を採用した。

また、このままではなどの先制技が非常に重かったため、先制技を特性で封じられ、に抜群をつけるを6枠目として採用した。

 

こうしてという並びが完成したが、この並びはの命懸けにトリル展開を依存しており、不安定であると感じられた。そこで、の代わりに(岩)を採用し、この指トリルの展開ができるようにした。

 


コンセプト

相手に警戒されずにトリックルームを決め、トリルターン中に勝負を決める。

 


個別解説

エルフーン

持ち物:隠密マント

特性:悪戯心

テラスタイプ:水

生意気 252-0-4-0-252↑-0↓ (AS個体値0

ムーンフォース/挑発/手助け/トリックルーム

 

本構築の出発点にして中心。選出率は100%。

毎試合初手に出してトリルを展開するのが仕事。失敗するとガチで大変なことになる。

コノヨザルの命懸けが相手のハバタクカミに無効化される都合上、ハバタクカミの攻撃を受けられることが大事だと考えてHDに特化した。このおかげで臆病眼鏡ハバタクカミの妖テラムンフォを高乱数(18.75%)で耐えられる。また、優先度0の技を使うのは基本的にトリル下のみであるため最遅とした。

挑発は主にモロバレルトルネロス(雨乞い対策)に対して使う。

 

コノヨザル

持ち物:拘りスカーフ

特性:負けん気

テラスタイプ:炎

陽気 252-0-0-0↓-4-252↑

命懸け/シャドークロー/インファイト/蜻蛉返り

 

本構築の諸悪の根源。こいつがいなければこんな構築を考察することはなかった。

選出する試合では基本的に初手からスカーフ命懸けで1体もっていきながらトリル展開の起点をつくるのが仕事。

選出したはいいものの命懸けが打てない盤面では他の技で立ち回ることとなるが、そんなことまで考える余裕はなかったため命懸け以外の技構成やテラスタイプは適当。

HP種族値110のおかげで大抵のポケモンを命懸けで飛ばせるが、現環境にはHP種族値がそれ以上のポケモンがまあまあ存在しており厄介だった。特にリキキリンはHPにぶっぱされていることが多く、初手にでてくることが多く、トリルを覚えるため本構築では非常に面倒くさい相手となる。

 

オーガポン

(岩)

持ち物:礎の面

特性:頑丈/面影宿し

テラスタイプ:岩

やんちゃ 0-252↑-0-0-0↓-20 (BD個体値20

棍棒/ウッドハンマー/この指とまれ/ニードルガード

 

エルフーンのトリル始動のサポート役。

役割遂行の都合上頑丈が本当に偉いが、トリル展開後はさっさと退場してくれるのが望ましいため最脆で採用した(オーガポンは個体値が31-31-20-20-20-31で固定されてるため、この育て方が最脆となる)。また、カイリューの神速を指で吸うために準速カイリュー抜きまでSに振った。

ウッドハンマーは高火力打点かつ自主退場に使えてかなり便利だった。

 

コータス

持ち物:拘り眼鏡

特性:日照り

テラスタイプ:炎

冷静 164-0-0-252↑-92-0↓ (S個体値0)

噴火/熱風/ウェザーボール/大地の力

 

本構築の火力担当。こいつの高火力のおかげで本構築がギリギリ構築として成立している。選出率は100%。

努力値振りは総合耐久指数が最大となるようにした(後述の悪ラオスも同様)。たぶん明確な仮想敵を想定して耐久調整したほうが良かったと思う。

眼鏡に炎テラス、そして手助けまで重ねた噴火は本当に頭おかしい火力が出る。下手に被弾による威力減衰を恐れて他の技で拘るくらいなら噴火で最大限負荷をかけたほうが良い場面も多い。火力は全てを解決する。

 

ウーラオス

(悪)

持ち物:拘り鉢巻

特性:不可視の拳

テラスタイプ:悪

勇敢 92-252↑-0-0-164-0↓ (S個体値0

暗黒強打/インファイト/不意打ち/アイアンヘッド

 

本構築のサブトリルエースその1。

とにかく特性が偉く、守るでトリルターンを枯らそうとする動きを高火力で咎めることが可能。

ただ、トリルエースとして考えた際にはどうしても素のS種族値の高さがネック。最遅にしても実数値が91あり、相手の鈍足気味なポケモンにはトリル下で普通に抜かれる。

 

アマージョ

持ち物:広角レンズ

特性:女王の威厳

テラスタイプ:ステラ

勇敢 252-252↑-0-0-4-0↓ (S個体値0

パワーウィップ/トリプルアクセル/飛び膝蹴り/手助け

 

本構築におけるサブトリルエースその2。相手にタケルライコなどきつい先制技使いが見えた際にはこちらを選出する。

技範囲が広く、タケルライコやガオガエンなどの炎耐性持ちに対して抜群をつくことができるのが偉い。ただ、ウーラオスに比べるとやはり火力は見劣りしてしまうため、隣のコータスに対して使う手助けを搭載することで火力に貢献できるようにした。

 

 

選出

先発:エルフーン+(コノヨザルorオーガポン)
後発:コータス+(ウーラオスorアマージョ

この出し方しかない。

エルフーンでトリルを展開しないとお話にならないため、必要ならばエルフーンにも躊躇なくテラスを切っていくことが大事。

 

きつい相手

・リキキリン

先述のとおりコノヨザルの命懸けを耐えてくるトリル要因なので、初手で対面すると択が発生する。クレセリアなどについても同様のことがいえるが、リキキリンは現環境で爆増しており本当につらかった。

 

・イーユイ

襷や霊テラの可能性を考えるとコノヨザルの命懸けを打ちづらく、熱風の存在からエルフーンにテラスを切らざるをえない。そしてDが高く炎耐性があるため、テラスなし手助け眼鏡噴火くらいなら耐えてくる。こちらもよく当たったためきつかった。

 

戦績

PJCS2024第1回予選で使用、最高レート1650程度で終了。

 

感想

この手の構築はもうしばらく触りたくない、というのが正直な感想。

一つのプレミが即負けに繋がり、構築相性でも即負けが発生しうるため、予選に持っていくのに適した構築であるようには思えなかった。

今月のランクマとかで練習して次回以降の予選ではもっと真面目に戦いたいと思った。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

もし何かあればTwitter(@Elfun_is_kawaii)まで。

では。