この指エルフを使いたい

怒りの粉でもいいよ

【PJCS2024第1回予選使用構築】エルフーンのびっくりトリパ

こんにちは。依緒と申します。構築記事の投稿は2年ぶりになります。長すぎる... 長すぎてハンドルネームもアイコンも何もかもが変わってしまった...

さて、今回は私がPJCS第1回予選で使用した構築の紹介となります。あまり大した結果を出せたわけではありませんが、何か参考になるものがありましたら幸いです。

 

 


構築経緯

予選第1回直前は大学の試験などで忙しく、大会自体の参加は可能なもののプレイングを煮詰める余裕は無いと判断し、クローズドBO1における初見殺しに特化した構築を使うことに。

そこでまず注目したのが私の相棒でもあるトリックルームは追い風サポーターとして有名であることから、取り巻きに注意すればかなり有効に働きそうだと考えた。

その後、良い取り巻きがなかなか思いつかなかったが、他の構築を練習している際に袋叩きの並びとマッチングしたことから、それを偽装した「スカーフ命懸け+トリル」の軸を思いついた。

それと同時に、晴れ展開役のイメージの強いと親和性が強く、言わずと知れたトリルアタッカーである、そして同じくとの親和性が強い第二のトリル展開役として襷を採用した。

また、この構築はトリパではあるものの2度目のトリル展開を狙う余裕は全くないことから、守るによるトリルターン枯らしを防げるトリルアタッカーとして最遅鉢巻悪を採用した。

また、このままではなどの先制技が非常に重かったため、先制技を特性で封じられ、に抜群をつけるを6枠目として採用した。

 

こうしてという並びが完成したが、この並びはの命懸けにトリル展開を依存しており、不安定であると感じられた。そこで、の代わりに(岩)を採用し、この指トリルの展開ができるようにした。

 


コンセプト

相手に警戒されずにトリックルームを決め、トリルターン中に勝負を決める。

 


個別解説

エルフーン

持ち物:隠密マント

特性:悪戯心

テラスタイプ:水

生意気 252-0-4-0-252↑-0↓ (AS個体値0

ムーンフォース/挑発/手助け/トリックルーム

 

本構築の出発点にして中心。選出率は100%。

毎試合初手に出してトリルを展開するのが仕事。失敗するとガチで大変なことになる。

コノヨザルの命懸けが相手のハバタクカミに無効化される都合上、ハバタクカミの攻撃を受けられることが大事だと考えてHDに特化した。このおかげで臆病眼鏡ハバタクカミの妖テラムンフォを高乱数(18.75%)で耐えられる。また、優先度0の技を使うのは基本的にトリル下のみであるため最遅とした。

挑発は主にモロバレルトルネロス(雨乞い対策)に対して使う。

 

コノヨザル

持ち物:拘りスカーフ

特性:負けん気

テラスタイプ:炎

陽気 252-0-0-0↓-4-252↑

命懸け/シャドークロー/インファイト/蜻蛉返り

 

本構築の諸悪の根源。こいつがいなければこんな構築を考察することはなかった。

選出する試合では基本的に初手からスカーフ命懸けで1体もっていきながらトリル展開の起点をつくるのが仕事。

選出したはいいものの命懸けが打てない盤面では他の技で立ち回ることとなるが、そんなことまで考える余裕はなかったため命懸け以外の技構成やテラスタイプは適当。

HP種族値110のおかげで大抵のポケモンを命懸けで飛ばせるが、現環境にはHP種族値がそれ以上のポケモンがまあまあ存在しており厄介だった。特にリキキリンはHPにぶっぱされていることが多く、初手にでてくることが多く、トリルを覚えるため本構築では非常に面倒くさい相手となる。

 

オーガポン

(岩)

持ち物:礎の面

特性:頑丈/面影宿し

テラスタイプ:岩

やんちゃ 0-252↑-0-0-0↓-20 (BD個体値20

棍棒/ウッドハンマー/この指とまれ/ニードルガード

 

エルフーンのトリル始動のサポート役。

役割遂行の都合上頑丈が本当に偉いが、トリル展開後はさっさと退場してくれるのが望ましいため最脆で採用した(オーガポンは個体値が31-31-20-20-20-31で固定されてるため、この育て方が最脆となる)。また、カイリューの神速を指で吸うために準速カイリュー抜きまでSに振った。

ウッドハンマーは高火力打点かつ自主退場に使えてかなり便利だった。

 

コータス

持ち物:拘り眼鏡

特性:日照り

テラスタイプ:炎

冷静 164-0-0-252↑-92-0↓ (S個体値0)

噴火/熱風/ウェザーボール/大地の力

 

本構築の火力担当。こいつの高火力のおかげで本構築がギリギリ構築として成立している。選出率は100%。

努力値振りは総合耐久指数が最大となるようにした(後述の悪ラオスも同様)。たぶん明確な仮想敵を想定して耐久調整したほうが良かったと思う。

眼鏡に炎テラス、そして手助けまで重ねた噴火は本当に頭おかしい火力が出る。下手に被弾による威力減衰を恐れて他の技で拘るくらいなら噴火で最大限負荷をかけたほうが良い場面も多い。火力は全てを解決する。

 

ウーラオス

(悪)

持ち物:拘り鉢巻

特性:不可視の拳

テラスタイプ:悪

勇敢 92-252↑-0-0-164-0↓ (S個体値0

暗黒強打/インファイト/不意打ち/アイアンヘッド

 

本構築のサブトリルエースその1。

とにかく特性が偉く、守るでトリルターンを枯らそうとする動きを高火力で咎めることが可能。

ただ、トリルエースとして考えた際にはどうしても素のS種族値の高さがネック。最遅にしても実数値が91あり、相手の鈍足気味なポケモンにはトリル下で普通に抜かれる。

 

アマージョ

持ち物:広角レンズ

特性:女王の威厳

テラスタイプ:ステラ

勇敢 252-252↑-0-0-4-0↓ (S個体値0

パワーウィップ/トリプルアクセル/飛び膝蹴り/手助け

 

本構築におけるサブトリルエースその2。相手にタケルライコなどきつい先制技使いが見えた際にはこちらを選出する。

技範囲が広く、タケルライコやガオガエンなどの炎耐性持ちに対して抜群をつくことができるのが偉い。ただ、ウーラオスに比べるとやはり火力は見劣りしてしまうため、隣のコータスに対して使う手助けを搭載することで火力に貢献できるようにした。

 

 

選出

先発:エルフーン+(コノヨザルorオーガポン)
後発:コータス+(ウーラオスorアマージョ

この出し方しかない。

エルフーンでトリルを展開しないとお話にならないため、必要ならばエルフーンにも躊躇なくテラスを切っていくことが大事。

 

きつい相手

・リキキリン

先述のとおりコノヨザルの命懸けを耐えてくるトリル要因なので、初手で対面すると択が発生する。クレセリアなどについても同様のことがいえるが、リキキリンは現環境で爆増しており本当につらかった。

 

・イーユイ

襷や霊テラの可能性を考えるとコノヨザルの命懸けを打ちづらく、熱風の存在からエルフーンにテラスを切らざるをえない。そしてDが高く炎耐性があるため、テラスなし手助け眼鏡噴火くらいなら耐えてくる。こちらもよく当たったためきつかった。

 

戦績

PJCS2024第1回予選で使用、最高レート1650程度で終了。

 

感想

この手の構築はもうしばらく触りたくない、というのが正直な感想。

一つのプレミが即負けに繋がり、構築相性でも即負けが発生しうるため、予選に持っていくのに適した構築であるようには思えなかった。

今月のランクマとかで練習して次回以降の予選ではもっと真面目に戦いたいと思った。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

もし何かあればTwitter(@Elfun_is_kawaii)まで。

では。

 

 

 

2023年 振り返り+来年の目標

・PJCS

予選抜けられたのが嬉しかった。

本戦については、第1回の方は仕方がないと思うけど、第2回の方は今でも悔しい。

64人抜けられる中、大会終了まであと1時間半のところで29位まで上げたものの、そこから更新連打している間に魂の追加一戦する勇気を失い、最終的には66位で終わり。自分の甘さが出た結果だと思う。でも辞退者とか不正者とかの人数的に繰り上げがあってもよかったと思う

今振り返ってみると、PJCSでここまで勝てたのはGagyeさん(Twitterの名前がちょくちょく変わってて何て呼べばいいのか分からない)の構築が強かったからということに他ならないと思う。意表を突く要素もありつつ安定した強い動きができ、かつ自分のプレイングにあったこの構築に出会えていなかったらここまでの体験を得られることもなかったと思う。Twitterに流れてきた構築をパクった形なのでお礼を言うのも少し変な感じですが、改めて本当にいい構築を作って下さってありがとうございました!

 

 

 

・WCS

運良くスペクテイターバッジに当選できたので観戦しに行った。サークルの先輩にあたるしあんいとうさんと行けたのは本当に楽しかった。

ただ、PJCS追加本戦でギリギリで落ちたこともあって、「あの時もう1戦潜れてたら出場者になれてたかもしれない」という思いや、出場者の不正の話題に対する気持ちから十分に楽しみきれなかったのもある。

・ポケパラ予選

てるフェス、てるチャレ、ラスチャレに参加。(抜けあるかも)

BO3にしっかりと取り組むきっかけになった以上に、他のプレイヤーと直接関わる機会を作ってくれたのが本当に大きかった。

自分から関わりを広げるのが非常に苦手なので、こうした交流会で関わった人達との関係は大切にしていきたい。

あと、強い人達と直接戦えたのもすごくいい経験だった。有難くも有名な方と何人か対戦させてもらったが、特にラスチャレで戦ったふゆばれさんは本当に上手くて感動した。

 


・テラスクエア

3月に初参戦したのを皮切りに何度か参加し、11月の#25で準優勝という結果を残すことができた。気軽に参加できるものの予選抜けのハードルはなかなかに高く、同じ回で予選抜けした人達に仲間意識が芽生えた。

準優勝できたおかげでメガテラスクエアの参加権も獲得。結構しっかり練習できたこともあって予選で4連勝できたが、同じく4連勝していたキムさんとの直接対決に負けて予選落ち。

#25もメガテラスクエアも、魂の一戦で惨敗する結果に終わってしまったので、悔いは残っている。どっちの試合も配信卓だし…

気軽に参加できるガチ大会、という立ち位置が本当に絶妙で良い大会だったと思う。どうにかして同じような場所が出来てくれるといいな…

 

 

 

 

 

 

・来年の目標

-PJCSのライブ大会に出場する

…今年ギリギリ届かなかったので。当面の目標はこれ。

 


-ランクマで結果を出す

…今年はあんまり力を入れられなかったので。PJCS予選への練習も兼ねて2,3月辺りは特に頑張りたい。

 


-何らかの大会で優勝する

…最高成績がテラスクエアの準優勝なので。

 


-ポケモン以外も頑張る

…読書をして教養をつけるのと、何らかの創作活動をしてみたい。(作曲とか)

  あとは、もうちょっと見た目に気をつかってみたいという気持ちもある。

【S25ダブル】古代兵器ギガスドガスwith黒バド【最終95位(レート1827)】

 

 

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S25お疲れ様でした。môfũと申します。

今回は私がシーズン25にて使用して最終95位を達成した構築の記事となります。

S26やGSルールに向けて何か参考になるものがあれば幸いです。

 

 

構築経緯

環境に特性依存のポケモンf:id:pokemoffen:20220101120356p:plainf:id:pokemoffen:20220101120403p:plainが増えてきたため、ギガスドガス構築を使いたいと思ったところからスタート。

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次にこの2体と共に使用する禁伝枠を考えた。レジギガスダイマを切るため、非ダイマで強いのは必須。

ダイマ枠を切らずに戦える禁伝枠の候補としてf:id:pokemoffen:20220101121029p:plainf:id:pokemoffen:20220101121031p:plainf:id:pokemoffen:20220101121033p:plainが候補に挙がったが、

カイオーガはスカーフを持たないとSが足りない(守るを搭載できないのがきつい)

・S操作なしでザシアンを抜けた方が都合が良い

と感じたため、黒バドレックスを使うことにした。

f:id:pokemoffen:20220101121033p:plainf:id:pokemoffen:20220101120524p:plainf:id:pokemoffen:20220101120526p:plain

ここで残りの3体に迷ったためシリーズ8の時の文献を探してみたところ、VictoryRoad様に掲載されていたこちらの記事を発見した。

victoryroadvgc.com

この構築に従って残り3体を仮決定した。

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一部のポケモン努力値を弄りつつ、全然選出しなかった化身ボルトロスを白バド対策としてヒートロトムに変更して構築が完成した。

f:id:pokemoffen:20220101121033p:plainf:id:pokemoffen:20220101120524p:plainf:id:pokemoffen:20220101120526p:plainf:id:pokemoffen:20210831122015p:plain(悪)f:id:pokemoffen:20210831120553p:plainf:id:pokemoffen:20220101120356p:plain

 

個別解説

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黒バドレックス@のろいのおふだ

f:id:pokemoffen:20220101121033p:plain

性格:おくびょう

努力値:0-0-0-252-4-252

技:アストラルビット、サイコショック、身代わり、守る

 

この構築の禁伝枠。このポケモンが後発から暴れられる様に場を整えるのが肝要。

素でザシアンより早いのが偉い。

覚悟はしていたがたまに変な悪技で吹き飛ばされる。相手のトルネロスがぶんまわすしてきたときは流石に笑った。

身代わりでウーラオスの不意打ちを透かす動きが強かった。

 

レジギガス@命の珠

f:id:pokemoffen:20220101120524p:plain

性格:陽気

努力値:0-252-0-0-4-252

技:ギガインパクト、冷凍パンチ、10万馬力、守る

 

この構築のダイマエース。相手の構築によってはこのポケモンが4タテして勝つこともある。

ただ、この構築で大切なのは「ダイアタックでS操作+削りを行って黒バドの起点作りをする」こと。これに気を付けていないとレジギガスダイマ終了後に相手に巻き返されることもしばしば。

ノーマル地面の技範囲が強く、ダイアイスで襷削りのできる冷凍パンチと合わせて技構成は多分これで確定。ダイアークとかワイドガードとかを採用してもいいかもしれない。

ダイマ後にマタドガスがいなくなると本当に置物だったが、放置されすぎて10戦に1回くらい調子を取り戻していた。調子を取り戻したところで活躍できるとは限らない

状態異常になるのが辛いので一時期ラムの実を持たせていたが、あまりの火力の低さにすぐに命の珠に戻した。

 

マタドガス@シュカのみ

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性格:臆病

努力値:252-0-0-0-4-252

技:ヘドロ爆弾、挑発、鬼火、守る

 

この構築の核となるポケモン。こいつが1ターン目で出落ちすると泣きながら降参する。

不利対面を打開するためによく鬼火を打っていたが頻繁に外していた。でも最終日は42戦潜ったのに一回しか外さなかったので偉い。

よく読まれるけど結局初手は守るが安定する。ただ、もちろん場面によっては初手から動いていくのも大事。

ちなみに化学変化ガスでも人馬一体や化けの皮といった特性は無効化できない。ギガスドガスを使う時にはちゃんと化学変化ガスの仕様を調べておこう。(1敗)

 

一撃ウーラオス@気合の襷

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性格:陽気

努力値:0-252-0-0-4-252

技:暗黒強打、インファイト、不意打ち、守る

 

安定の後発アタッカー。

レジギガスのダイアタックでのS操作をしきれずに相手の場に黒バドより早いポケモンが残っている時、襷の行動保証と先制技でどうにかしたりしなかったりする。

PPを増やすのが面倒だったので見切りではなく守る採用。

 

ゴリランダー@奇跡の種

f:id:pokemoffen:20210831120553p:plain

性格:意地っ張り

努力値:252-252-0-0-4-0

技:グラススライダー、ウッドハンマー猫騙し、守る

 

後発アタッカー兼猫騙し枠。

努力値振りは改善の余地あり。

最終日の選出率がかなり低かったので変更するならこの枠。

 

ヒートロトム@防塵ゴーグル

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性格:控え目

努力値:252-0-0-212-0-44

技:オーバーヒート、10万ボルト、悪巧み、サイドチェンジ

 

先発で出してダイマすることも後発アタッカーとしても出すこともある。

オボンが欲しくなることが∞回あったが防塵ゴーグルじゃないと白バドバレルのモロバレルがキツくなるので変える勇気は無かった。

卍サイチェン最強卍

 

選出

・基本選出

先発f:id:pokemoffen:20220101120526p:plainf:id:pokemoffen:20220101120524p:plain 後発f:id:pokemoffen:20220101121033p:plain@1

9割以上この出し方をする。

主にレジギガスのダイアタックとマタドガスの鬼火、挑発を使って黒バドが暴れられるように場作りをする。

 

・対白バド

先発f:id:pokemoffen:20220101120356p:plain@1 後発@2

ヒートロトムを(出来れば悪巧みを積んでから)ダイマックスする。

モロバレルの悩みのタネには注意が必要。(1敗)

 

不利な相手

・悪戯心追い風

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素のSが高いので追い風をギガスドガスの前でも打ってくる。ダイアタックでS操作するパーティなのでかなりやばい。

 

・ほっぺすりすり

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レジギガスが麻痺になるとかなりキツイ。マタドガスの挑発とかがあるのでレジギガスが状態異常になるのを割と切ってるのでいざ麻痺るとやばい。

 

・ゴーストタイプのサイチェン

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隣のポケモンにダイアタックしようとしたときにサイチェンされたら負け。トリルを警戒する必要もあるので辛い。

 

戦績

S25にて使用して最終順位95位、最終レート1827を達成した。

 

終わりに

ここまでお読み頂きありがとうございました。

今シーズン目標としていた最終2桁順位を達成できたので非常に満足しています。

何か質問があればTwitter(@mofu_elfun)まで。

では。

【メタモン1on1】参加レポート【レート1503】

お疲れ様です。môfũと申します。

今回は、テツポンド様主催の仲間大会「メタモン1on1」に参加したレポートとなります。

tetspond.hatenablog.com

最終レート1503という結果ではありますが何か参考になるものがあれば幸いです。

 

メタモン1on1とは?

・パーティに登録できるのはメタモン1匹のみ

ダイマックス禁止

・持ち物、PP上げは自由

・シングルバトル ノーマルルールを利用

といった条件下で行われる特殊ルールの対戦となります。

しっかりメタモンや悪足掻きに関わる仕様を理解できているか、そして環境を読み最適な型を連れていけるかが重要、というか全てとなる大会です。

 

前提知識

この大会で戦うために必須となる知識は以下のようなものでした。

・悪足掻きにはタイプ一致補正がかからない

・悪足掻きの反動ダメージは四捨五入で決定されるので、4n+1に調整することで5回打つことが可能

・お互い変身してない場合メタモンに対してメタモンの変身が成功するので、メタモン同士での対面では先に変身を打ったほうが変身される側のステータスをコピーして、変身のPPは強制的に5になる

・メタルパウダー、スピードパウダーは変身してないメタモンが所持している場合にのみ有効なので、この大会では*1役に立たない

 

環境予想

まず、適当に強そうな型をいくつか考えることにしました。

・悪足掻きの火力を上げる鉢巻メタモン

・相手のPPを枯らして悪足掻きさせるヒメリメタモン

・相手が変身を連打してる間に倒し切るチョッキメタモン

・相手の反動ダメージを増やして悪足掻きを打てる回数を減らすゴツメメタモン

・相手に確実に変身させ、Aを下げつつ悪足掻きを打たせて耐え抜く後攻の尻尾メタモン

 

考察を進めるとこの中で、鉢巻とヒメリはこの環境にマッチしていないことがわかりました。

鉢巻メタモンは同速勝負に負けるとAの数値が下がってしまい相手を倒しきれず、そもそもチョッキや尻尾に対しては同速勝負にすらならないので無理。

ヒメリメタモンもこちらが変身してしまうと最大PPが5になってしまい、ヒメリの回復と合わせてもこちらが悪足掻きをする展開になってしまう。

 

絶対に変身しないチョッキメタモンは相手に変身させる目的の尻尾メタモンに有利。

相手に変身させる尻尾メタモンは相手の悪足掻きを受けるゴツメメタモンに有利。

相手の悪足掻きの回数を減らせるゴツメメタモンは火力がギリギリなチョッキメタモンに有利。

といった関係が成り立っており、3すくみが成立していることに辿り着きました。

 

f:id:pokemoffen:20210913222643j:image

 

どのメタモンを使うか?

悩みましたが、突撃チョッキ型を使用することにしました。理由は「チョッキ型はB個体値調整が必要で個体調達が難しいから環境に数が少なそうだから」です。なお

チョッキメタモンには2種類の型が考えられます。

・B個体値をギリギリまで下げて混乱実メタモンに高乱数で勝てるようにする調整

・B個体値を調整してチョッキメタモンミラーに勝てるようにする調整

の2つです。

私は前述の通りチョッキミラーを少なく見積もっていたので前者の型を使用することにしました。

 

使用したメタモン@突撃チョッキ

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性格:寂しがり

努力値:236-252-0-0-0-0(B,S個体値0)

技:へんしん

 

本番で使用したメタモン。受け型のメタモンでも混乱実や食べ残しなどであれば削りきれます。

その代わり、チョッキミラーでは寂しがりB0かつこのメタモン以上のSを持つ相手以外に勝ち目はありません。

 

メタモンに対する勝ち目

対チョッキ:限りなく×に近い△

対後攻の尻尾:◎

ゴツゴツメット:×(2連急所とかを引けば勝てる)

対混乱実、食べ残し:◎

 

大会当日

前半戦。地獄のミラー。

いよいよ大会当日。以下に当たったメタモンと勝敗を記します。

1戦目:チョッキメタモン 負け

2戦目:チョッキメタモン 負け

3戦目:チョッキメタモン 負け

4戦目:尻尾メタモン 勝ち

5戦目:ゴツメメタモン 負け

6戦目:チョッキメタモン 負け

7戦目:チョッキメタモン 負け

8戦目:チョッキメタモン 負け

9戦目:チョッキメタモン 勝ち

10戦目:ゴツメメタモン 負け

11戦目:尻尾メタモン 勝ち

12戦目:チョッキメタモン 勝ち

13戦目:ゴツメメタモン 勝ち(たぶん相手の調整+高乱数のおかげ。超ラッキー)

 

…チョッキ多くない!?

思いっきり環境予想を外していたことを思い知らされました。

一時はレート1400辺りまで落ち、いっそのこと✞最弱のメタモン使い✞を名乗ろうか考えましたが、10戦を超えた辺りで流れが来たので限界まであがく方法を考えました。

 

――そのときmofuに電流走る。

f:id:pokemoffen:20210913230015p:plain💡✨

自分の使ってるメタモンはチョッキ型に弱い。そして、チョッキ型はすぐに悪足掻きを始めるため他の型とは違い全ての対戦がハイスピードで終わる。

つまり、自分の対戦数と当時の時刻を見比べて、チョッキ型のメタモン使用者が25戦消費し終えたくらいの時間に再度潜り始めることで不利なチョッキ型メタモンとのマッチングを減らせるのではないか。

ということでチョッキメタモンが25戦消費し終えると予測した22:00まで主催者様の過去の記事を読んで時間を潰すことにした。

 

 

後半戦。「高レートに当たる=負け」の恐怖

気づけば時間は22:00。そろそろチョッキメタモンが大会を去っている頃だと思い、再度潜りはじめました。

14戦目:尻尾メタモン 勝ち

15戦目:尻尾メタモン 勝ち

16戦目:チョッキメタモン(主催者) 負け

17戦目:尻尾メタモン 勝ち

18戦目:ゴツメメタモン 負け

19戦目:ゴツメメタモン 負け

20戦目:尻尾メタモン 勝ち

21戦目:ゴツメメタモン 負け

22戦目:尻尾メタモン 勝ち

 

作戦成功。見るからにチョッキメタモンとのマッチングを減らすことに成功しました。唯一マッチングしたチョッキメタモンの使用者は大会後半のたいみつを防ぐために前半潜っていなかった主催のテツポンド様だったので完全に作戦がキマったといえます。

ただ、ここでキツかったのがゴツメメタモンとのマッチング。この大会では「ゴツメメタモンを使ってる=序盤でチョッキメタモンに勝ってレートが高い」という法則が成り立っていたので自分より高レートの相手とマッチングしたときは半ば絶望しながら戦っていました。

25戦消費しきれてないのは途中休憩を挟んだために対戦相手が見つからなくなってしまったためです。

 

結果

22戦10勝12敗 最終レート1503

環境を読み違えて負け越すことにはなってしまいましたが、機転を利かせてレート1500を越せたので個人的には満足しています。

負け越したのにレートが増えたのは、

・序盤に連敗してレートが低かったこと

・後半で負けた相手は高レートだったこと

が原因だと考えられます。

 

感想

3すくみから外れた混乱実メタモンにも勝とうと欲張った結果、より環境に合ってないメタモンとなってしまったのは残念です。

ですが、私の1on1の経験はほとんど運で全てが決まる指をふるや角ドリル限定大会だけだったので、初めてのメタゲームで3すくみの存在にまで行き着くことができたのは嬉しいです。

主催のテツポンド様、またルール違反者なし(たぶん)で純粋にこの特殊ルールを楽しむことができたので他の参加者の皆様にも感謝申し上げます。

ありがとうございました!

*1:でも、という方が正しい

【S21ダブル】運命のウルガゼルネ【最終114位(レート1906)】

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Q:なんでトレーナーがフラダリなの?
A:ちょっとだけウルガモスに似てるから

 

お疲れさまです。môfũと申します。

今回は私がシーズン21にて使用して、初めてレート1900超えを達成できた構築の記事となります。

これから2ヶ月続くダイマ禁止禁伝ルールで戦う上で何か参考になるものがあれば幸いです。

 

 

構築経緯

まず、新たなルールで戦う上で使いたいポケモンを1体決め、そこから構築を考えることにした。

ダイマ禁止ルールになったことで今までとは違ったポケモンたちが活躍できるようになったが、そんな中で私が使いたいと思ったのは、蝶舞ウルガモスだった。

蝶舞ウルガモスは特性の炎の体と蝶の舞のDアップにより、積むことができれば物理にも特殊にも強いのが特徴。

また、炎・虫タイプの耐性によって一般枠でありながらザシアンにかなり有利なのも気に入っていたので、このポケモンを始点としてパーティを組むことにした。*1

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次に決めたのは禁伝枠。ウルガモスのザシアンに強い点を生かしてこの枠はザシアンに弱めのポケモンも採用できる。

ムゲンダイナ、ホワイトキュレム、ジガルデといった禁伝枠を色々試したが、やはりザシアンに弱くていいなら禁伝枠はゼルネアス一択だった。

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その後、とりあえず当時公開されていたレンタルパーティや海外の大会で結果を残した並びを見て、強そうなポケモンで6体揃えた。

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この6体では相手の炎タイプ、特にエンテイがどうしようもなかったので、環境にいるほとんどの炎タイプ*2の上から高火力で弱点をつける化身ランドロスを採用。

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私が使っていたゼルネアスは耐久にがっつり振った型のためレジエレキはあまり噛み合っていないように感じたので、同じくカイオーガに強く、耐久が高く怒りの粉でジオコンのサポートもできるモロバレルを採用。

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この6体では高火力でゼルネアスの弱点を突いてくるウツロイドがかなり重かったので、上から吹きとばせて対炎タイプでも強いスカーフ水ラオスを採用。

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もちろんこれ以外にも沢山のポケモンを試しており、かなり構築制作で試行錯誤しましたが、大体こんな流れでした。

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エルフーンについて

モンメン|ポケモンずかんかわいい

エルフーン@襷
臆病CS
技:エナジーボール、追い風、アンコール、守る

じつはこの構築で、一時期モロバレルの代わりにエルフーンを入れていた。
この構築は並びを見たらわかるように対水タイプで抜群をほとんど突けず、それが難点だと感じ、

「水タイプに一致で抜群を突け、ゼルネアスミラーに強く、ついでにS操作までできる最強ポケモン

として候補に浮上し、運命を感じて採用した。

ただ実際に使ってみると、C種族値77のエナジーボール打点としては微妙であり、ゼルネアスミラーは元から言うほどキツくなく、レジエレキの解雇理由と同じくS操作はこのパーティにあまり要らない、と採用理由が次々と崩れたので数戦で解雇となってしまった。

ただ、エルフーンのおかげでモロバレルの草結び採用に至ることが出来たので非常に感謝している。

ありがとうエルフーン!!

ちなみに、エルフーンモロバレルの代わりに採用したので本気でエルフーンこの指とまれか怒りの粉が欲しくなっていた。ブログタイトル回収()

 

個別解説

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とある事情で一部のポケモンの解説が非常にフワフワした内容になっていますがご了承下さい。*3

ゼルネアス@パワフルハーブ

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性格:控え目

努力値:252-0-100-148-4-4

技:ムーンフォースマジカルシャイン、ジオコントロール、守る

 

鹿。ガチの最強ポケモン。強すぎて個別解説に書く内容が浮かばない。

威嚇を入れたザシアンの巨獣斬を最高乱数切りで耐えるように努力値を振っている。このパーティでこの調整自体が活きることは少ないが、がっつり耐久に振ったおかげで拾える試合が沢山あった。

 

ウルガモス@ウイのみ

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性格:控え目

努力値:236-0-148-4-4-116

技:炎の舞、蝶の舞、怒りの粉、守る

 

この構築の出発点。ゼルネアスをサポートしたり自らザシアンを殴ったりする。

努力値は、蝶の舞一回で最速ザシアン抜きまでSに振り、残りで物理耐久を高めた。

蝶の舞と怒りの粉が同じ虫タイプなのに技配置が隣接してしまっているので何度か選び間違えてしまったのでこの並びは絶対に変えたほうが良い。

持ち物は諸説有り

 

ガオガエン@防塵ゴーグル

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性格:慎重

努力値:236-4-4-0-172-92

技:フレアドライブ、地獄突き、捨て台詞、猫騙

 

ダブルバトルで一家に一台ガオガエン。威嚇猫騙しと捨て台詞のサイクルが強すぎる。

悪技には地獄突きを採用したが、これはバークアウト、吠える、滅びの歌といったゼルネアスの天敵を封じるため。特に吠えるを止められると非常に楽しい。

持ち物の防塵ゴーグルはゼルネアスからの打点が乏しいモロバレル対策。直接的に役に立つ*4機会こそ少なかったが、これがあるだけで対モロバレルの安心感が大違いだった。

 

モロバレル@バコウの実

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性格:生意気

努力値:212-0-60-0-236-0

技:草結び、花粉団子、キノコの胞子、怒りの粉

 

トリル、カイオーガ対策のキノコ🍄

今回は特殊耐久にがっつり振った個体を採用した(フィールド補正のない珠黒バドのワイドフォース確定耐え、控え目珠トルネロスの暴風+控え目神秘の雫カイオーガの潮吹き確定耐え)が、物理耐久が心もとないと感じることがかなりあったので努力値振りは諸説有り。

前述の通りこの枠は一時期エルフーンだったが、そのことによって対水タイプの打点はやはり必要であることを実感できたので草結びを採用。ツンデツンデの身代わりを割れたりもして非常に便利だった。

 

ウーラオス(連撃)@拘りスカーフ

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性格:陽気

努力値:0-252-4-0-0-252

技:水流連打、インファイトアクアジェット、蜻蛉返り

 

この構築最後のピース。きついウツロイドあたりを上から処理する。

技、努力値振りはほとんど普通のウーラオスと同じ。

連撃ウーラオスのスカーフ採用率が上がってきたとはいえスカーフを読まれない場面も多く、意表を突けて強かった。

なぜか余りの4が防御に振られてるが、たぶん特防のほうがいいと思う。

 

ランドロス(化身)@命の珠

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性格:無邪気

努力値:0-0-28-228-0-252

技:大地の力、ヘドロ爆弾、岩雪崩、守る

 

この構築で2番目に強いアタッカー。命の珠力尽くの仕様(?)のお陰で珠ダメを無視して高火力を出せるのがズルい。

攻撃技は基本の2つ(大地、ヘド爆)の他に岩雪崩を採用して両刀にした。岩雪崩は採用意図はほとんどウルガモスピンポイント対策だったが、使ってみると思ったより火力が出るので単純に全体の削りとしても使えた。なお外し

身代わりが欲しくなる場面が50000回くらいあったが、どの技も外せないのでしょうがない。

 

選出

選出についてだが、いつもとは違い今回はほぼ毎回アドリブで選出を決めていたので基本選出のようなものは存在しない。

ただ、

・基本は全力でゼルネアスを通す

・対ザシアンでは、水ラオスや化身ランドロスなどウルガモスできつい相手をゼルネアスで処理するようにする

・対カイオーガでは、基本的に初手に水ラオスを投げてカイオーガトルネロスを削るようにする

といったことは意識していた。

 

戦績

シーズン21にてシーズン中盤あたりから使用。

最終日の朝に構築が今の形となり、279位から6連勝して87位(瞬間)まで上がり、レート1906、最終114位を達成した。

おわりに

ここまでお読み頂きありがとうございました。

このシーズンでポケモン対戦を始めて以降初めてのレート1900を達成、かつ序盤元気を除くと初めて順位2桁に載ることができたので非常に満足しています。

ダイマ禁止ルールはまだ始まったばかりですが、今までとは違った感じでとても楽しいのでリアルに支障がでない範囲で楽しみたいですね。

では。ノシ

Twitter(@mofu_elfun)

 

*1:嘘。本当はムンボA0色違いが偶然孵ったから使いたかっただけ

*2:蝶舞積んだガモス以外

*3:実はウルガモスガオガエン、化身ランドロスは適当なレンタルパーティから調整をパクってきた個体であり、調整意図を知らずに使用していた。誰か調整意図を知ってる人いたら教えて下さい()

*4:モロバレルがキノコの胞子をガオガエン方面に打つ、など

【S17ダブル】初代御三家全員入れてみた【最終172位】

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シーズン17お疲れさまでした。môfũと申します。

今回は、私がシーズン17にて使用して最終172位(レート1810)を記録した構築の記事となります。

シーズン18以降からは禁伝1体ルールではなくなりますが、何か参考になるものがあれば幸いです。

 

 

構築経緯

私はシーズン17の中頃、というか29日まで別の構築を使用していた。

 ↓使ってた構築

https://pokepast.es/d9840b7068e6757

 

この構築は禁伝枠にホワイトキュレムを使用した構築で、4/27にはレート1800を達成した。

 しかし、4/29になって急にやや重いザシアン構築、そしてかなり重い初手ダイマポリ2構築によく当たるようになり、このままこの構築で戦うのは厳しいと判断し、最終日には別の構築を使うことを決めた。

 

 だが、エルフーン入りでそこそこ強く、私が使い慣れていて、かつ余り頭を使わずに勝てる*1、そんな都合のいい構築があるわけ…

 

yubielfu.hatenablog.com

 

あった。

前シーズンでは環境の変化についていけなかった構築だが、当時からまた環境は変わっているのでなんとかなる!! …はず。

ということでシーズン16で使用した定数ザシアン構築を改めて組み直すことに決めた。

 

個別解説

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いつもパーティ内の性別を統一するようにしてるんだけど今回は時間が足りなかった…

エルフーンきあいのタスキ

特性:いたずらごころ

性格:おくびょう

努力値:0-0-0-252-4-252

技:ムーンフォース、おいかぜ、てだすけ、ちょうはつ

 

相棒枠。このポケモンの勇姿を見るためにダブルバトルをやっている。

追い風、手助けで隣のキョダイマックスポケモンを動かしていく。

前回は守るで採用していた技枠を今回は挑発に変更している。守るが欲しい場面も結構あったので一長一短だが、相手のこの指要因に打ち込んだり、余裕がある時は相手のザシアンに撃って守るや身代わりを防ぐのに使えて便利だった。

 

 

ザシアン@くちたけん

特性:ふとうのけん

性格:ようき

努力値:0-252-0-0-4-252

技:きょじゅうざん、せいなるつるぎ、みがわり、まもる

 

本構築最強のエース。

前回と全く同じ個体を採用。

鉄壁ボディプレでザシアンをメタってくる相手に当たることが減っていたので威力重視でインファイトを採用したほうが良かったかも。

 

 

ウーラオス(一撃)@こだわりハチマキ

特性:ふかしのこぶし

性格:ようき

努力値:0-252-0-0-4-252

技:あんこくきょうだ、インファイト、ふいうち、どくづき

 

何の変哲もない鉢巻ウーラオス

前回と全く同じ個体を採用。

このポケモン、守る無視のおかげで守るで追い風ターンを枯らしてくる相手を破壊できて追い風構築と相性がいいので毎回私の構築に入ってくる。

 

 

フシギバナ(キョダイ)@バコウのみ

特性:しんりょく

性格:おくびょう

努力値:44-0-0-252-0-212

技:リーフストームヘドロばくだん、だいちのちから、ねむりごな

(S×2時最速レジエレキ抜き)

 

今回のダイマエースその1。キョダイベンタツのスリップダメージで後続の非ダイマエースをサポートする。

前回と全く同じ個体を採用…と言いたいところだが間違って特性新緑の個体を採用してしまったことが発覚した。まあこれが原因で負けることは無かったのでセーフ()

主に対カイオーガ構築に選出した。

最終日にはチキって眠り粉を撃てなかったので眠り粉の枠は守るのほうが良い。

 

 

リザードン(キョダイ)@ラムのみ

特性:サンパワー

性格:おくびょう

努力値:0-0-0-252-4-252

技:ブラストバーン、ぼうふう、げんしのちから、まもる

 

今回のダイマエースその2。キョダイゴクエンのスリップダメージで後続の非ダイマエースをサポートする。

ダイマックス前提なのでタイプ一致技は威力重視でこの2つ。またサブウェポンには相手のリザードンに打つために原始の力を採用。

また、電磁波やほっぺすりすりで動きを阻害されるのが嫌だったのでラムのみを持たせた。

前回の記事を読み直していると、「バナコーポリ2ザシアンがかなりキツイ」との記述があったので対策枠を考えた結果、サンパワーリザードンで破壊すれば良いという結論に至ったため採用。(脳筋

決してカントー御三家の最終進化系を揃えたくて採用したわけではない。いやマジで。

 

 

カメックス(キョダイ)@ソクノのみ

特性:げきりゅう

性格:ひかえめ

努力値:148-0-0-252-0-108

技:しおふき、ねっとう、ふぶき、てだすけ

(追い風時に最速黒バドレックス抜き)

 

今回のダイマックスエースその3。キョダイホウマツで後続の非ダイマエースをサポートする。

前回と全く同じ個体を採用。

ダイマが切れて且つHPが削れてて潮吹きが撃てないときでも手助けのおかげで腐らないのが非常に偉かった。

 

 

 選出

基本選出

初手エルフーンフシギバナorリザードンorカメックス

後発ウーラオス+ザシアン

 

基本選出。9割方この形で戦っていた。

初手の2体では残数を削ることよりも追い風とキョダイ技を残すことに注力して、後発の2体で暴れることを意識する。

ダイマックスエースの選出率はカメックス>リザードン>フシギバナ

 

 

対トリパ

初手ザシアン+フシギバナorカメックス

後発ウーラオスエルフーン

 

この構築では相手のトリル展開を防ぐのは難しいので、兎に角トリルターンを枯らすことに専念する。

初ターンにザシアンが身代わりを残すことができればかなり楽に試合を進められる。

 

 

戦績

シリーズ17の最終盤、4/29から使用。

1000位台から使い始め、最終順位172位、最終レート1810を達成。

 

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

恐らく今シーズン以降はガチでポケモン対戦に取組むことができなくなってしまうのでそこそこの結果を残すことができて良かったです。というか最終日の夜から30戦近く潜り続けるのはもうやりたくない

そういえば、最後の戦いが対ホワイトキュレム構築で運命を感じました。

 

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禁伝環境最後の一撃

 

おわり

 

*1:4桁順位まで落ちていたので勝ち上がるために結構対戦数が必要だった

【S16ダブル】定数ザシアン偽装定数ザシアン【最高1819】【最終爆死】

シーズン16お疲れさまでした。môfũと申します。

今回は、私がS16にて使用して最高1819(当時186位)まで到達した構築の記事となります。

最終順位での結果は残すことができませんでしたが、相棒のエルフーンとともに色々と模索して最高順位では結果を出すことができたので満足しています。

これを読んだ皆様に何か参考になるものがあれば幸いです。

 

 

 構築経緯

私はシーズン15では様々な禁伝を使って遊んでいたが、シーズン16で自信作だった背水デコイベルタルが大失敗に終わったことを機に、先人の知恵(シーズン15の構築記事)を参考にして真剣に構築を考えることにした。

 

シーズン15の構築記事のうちエルフーン入りのものをピックアップして読んでいたところ、「初手ダイマからキョダイカメックスのキョダイホウマツを撒き、定数ダメージとザシアンの火力で詰める構築」を発見。これは自分の好きなプレイスタイルとマッチしていると感じこの構築を基に組むことを決めた。

 

個別解説

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この配置にすることでウーラオスの型を誤認させる効果があったかもしれない

エルフーンきあいのタスキ

特性:いたずらごころ

性格:おくびょう

努力値:0-0-0-252-4-252

技:ムーンフォース、おいかぜ、てだすけ、まもる

 

いつもの相棒枠。かわいい。

追い風、手助けで隣のキョダイマックスポケモンを動かしていく。

今回、技枠の1つを守るに割いている。エルフーンはかなり技枠がキツキツなポケモンなので苦渋の選択だが、禁伝環境は普段以上に猫騙しが飛び交っている環境なので確実にエルフーンに仕事をさせるためにはかなり優先度が高いと思っている。

また、1ウェポンはムーンフォースで採用。私はエルフーンの1ウェポンはマジカルシャイン派なのだが、今回の構築ではキョダイマックス技の効果で襷やミリ残しした相手のHPがガンガン削れるため火力を重視した。

 

 

カメックス(キョダイ)@ソクノのみ

特性:げきりゅう

性格:ひかえめ

努力値:148-0-0-252-0-108

技:しおふき、ねっとう、ふぶき、てだすけ

(追い風時に最速黒バドレックス抜き)

 

今回のダイマックスエースその1。

水単タイプという優秀な耐性と超強力なキョダイマックス技を併せ持つポケモン

技はダイマックス中のウェポンの潮吹き、非ダイマ時用の熱湯、ダイアイスとして打つと天候を張り替えられるふぶき、そして後続のエースの火力増強の手助け。

実はこの調整と技は参考にした構築のものと完全に同じなのだが、非常に使い心地が良かったため変更されていない。(技は変更の余地が無いという説もある) 

 

 

フシギバナ(キョダイ)@バコウのみ

特性:ようりょくそ

性格:おくびょう

努力値:44-0-0-252-0-212

技:リーフストームヘドロばくだん、だいちのちから、ねむりごな

(S×2時最速レジエレキ抜き)

 

今回のダイマエースその2。

カメックス一体に構築のダイマエースを一任するのは些か心細かったので採用。主に対カイオーガ構築で選出する。

カメックスと同じくエルフーンと初手で並べてキョダイベンタツを撒くのが仕事。

眠り粉がいざというときに当たるように善行を積んでおきましょう。

 

 

 ザシアン@くちたけん

特性:ふとうのけん

性格:ようき

努力値:0-252-0-0-4-252

技:きょじゅうざん、せいなるつるぎ、みがわり、まもる

 

本構築最強のエース。

言うまでもないことだが専用技の巨獣斬が強力。耐久が並程度の鋼半減ポケモンは手助け+巨獣斬で吹き飛ぶ。化け物。

また、今回のザシアンには身代わりを採用。平時でもうまく残せると鬼火などの厄介な補助技や威嚇をカットできたり行動保証を得られる上、対トリパでの時間稼ぎにも使えて非常に便利だった。

 

 

ウーラオス(一撃)@きあいのハチマキ

特性:ふかしのこぶし

性格:ようき

努力値:0-252-0-0-4-252

技:あんこくきょうだ、インファイト、ふいうち、どくづき

 

何の変哲もない鉢巻ウーラオス

手軽に壁貫通高火力が出せるのが本当に偉いポケモン

記事を書いていて思ったのだが、この構築では命の珠を使っていないので珠を持たせたほうが良かったかもしれない。

 

 

セキタンザン@たべのこし

特性:もらいび

性格:のんき

努力値:252-0-252-0-4-0(AS個体値0)

技:ボディプレス、てっぺき、おにび、まもる

 

いつの間にか構築に採用されていた謎ポケモン

一応、

白バドレックスのトリパがキツいので対策を考える

トリル下で白バドレックスの上からキョダイマックス技が撃てたら強そう

シュカのみ持ち冷静HC貰い火キョダイセキタンザンが誕生。すでに構築に採用されていたウーラオスカメックスでセキタンザン軸構築の偽装が完成。

あまりにも役割が狭すぎたので、白バドに対抗できる別の型を考える

鉄壁ボディプレができることに気づき、採用。今に至る

という流れがある。

同じ役割はナットレイドータクンでもでき、そちらの方が耐性を鑑みるとかなり強力だが、一度完成してしまった偽装を崩すのはかなり勇気が要ることであり、結局最後まで構築の一番上に居座っていた。

 

 選出

基本選出

初手エルフーンカメックスorフシギバナ

後発ウーラオス+ザシアン

 

基本選出。99%この形で戦っていた。

初手の2体では残数を削ることよりも追い風とキョダイ技を撒くことに注力して、後発の2体で暴れることを意識する。

 

対白バドレックス入りトリパ

初手セキタンザン+ザシアン

後発@2

 

セキタンザンの見せ場。ザシアンの身代わりと合わせてトリルを枯らしていく選出。

セキタンザンで場を荒らすのは楽しかったが、そもそも白バド入りトリパにあまり当たらなかったのであまりこの選出は行わなかった。

 

戦績

シーズン16の終盤(3/27)にレート1819を達成。

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だが、最終日付近にかなりキツイザシアン入りバナコーポリ2によく当たるようになり、勝率がガタ落ちして最終順位は5000位くらいになってしまった。

 

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

今回の構築で得た教訓は、「環境の変化に勝率が大きく左右される構築を握っているときは、勝てるうちにたくさん潜るべき」といったところでしょうか。

あと下手にパーティを偽装に寄せるとパーティ変更の心理的ハードルが上がるので気を付けましょう。

この構築について何か質問などございましたらコメント等でご気軽に連絡してください。

 

おわり